ゆらのふなびと

競プロ, Python, C++

「もう少し雨がほしいな」

自分の発言に自分で驚くことってあります? 私にとってはタイトルがそれです。

 

これは私がシャワーを浴びながら無意識のうちに言った言葉。雨……? 言った直後自分で疑問に思った。なんでシャワールームで、小さなユニットバスの浴槽の中で雨とか言ってるの?

自分がシャワーの水のことを「雨」と呼んだのだと気づいたのは、数秒の硬直を経てからだった。そして私は戦慄した。なぜ私はこんな言い方をしたのかそれも無意識のうちに。まるで詩人じゃないか。気持ち悪っ……。

いや、詩人気取りならまだいいんだ。普段の私ならよくあること。穢翼のユースティアが届いた時に聞こえたインターホンを「福音」と言ったり、ビニール袋に溜まったペットボトルを「歴史」と形容したり。いちいちものを詩的(?)に言いたがる。

意識的にそうしたのなら、私の発言だとしても不思議はない。しかしこれは無意識の発言なのだ。「私の意図が介在していない、他ならぬ私の行動」なのだ。

私の言葉なのに、私が言った感じがしない。私が知らない間に私の口が言葉を発していた。その気持ち悪さが、浴室で湯気と共に私を取り巻いてやまなかった。

 

以前夢を見たときにも同じ気持ち悪さを感じた。その夢の中では上下左右の感覚が現実と違っていて、布団に横たわった状態の頭の方向が上だった。夢の中で私は前に進もうとする。しかし現実の私は布団の上なので足を動かしても一向に進まない。意識が覚醒し始めると、布団の上で自分の足が勝手に前に進んでいるのに気付いた。そこで一気に目が覚めた。足の動きが夢の中の動作だと理解するのに少し時間を要した。自分の意志じゃないのに勝手に体が動いていた……これが気持ち悪くて仕方なかったんです。

 

そんな体験、みなさんはありませんか?