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ゆらのふなびと

競プロ, Python, C++

『春季限定 ポコ・ア・ポコ』(体験版) 感想

エロゲ

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poco a poco! 楽しかったです。掛け合いも面白いし、謎が少しずつ明かされていく感覚もいい。エロゲ未経験者ですが、まずはこれ買ってみようかなと思います。

 

ただこれからちょうど大学が試験期で、買うのは試験が終わってからにする予定。そうすると本編をプレイするまで日が空いてしまうので、現時点での疑問点を書き留めておきます。

 

夏海はなぜ春花のふりをしてメールを送るのか?

これが夏海についての最大の謎。もう純粋に「なんでそんなことするのかがわからない」。相当頭おかしいだろこいつって思う。でもメールの件以外には夏海はそんなにおかしい子じゃない。むしろ真面目で芯の通った子。

 

メールが彼方にしか送られていなさそうなのを見ると彼方のためだとも考えられる。彼方にとって春花がとても大きな存在だと知っていたから?でも彼方は夏海のなりすましメールに対して怒ったっていってたし、それで夏海がやめないってことは違う理由なのか。

 

春花の存在を繋ぎ止めるため?果たしてそれに何の意味がある?

 

(T_T)

この顔文字は夏海と彼方とのメールで出てきたもの。夏海が説得されている期間の夜にまず春花名義で何だったか忘れたけどメールが来て、彼方が返す。すると今度は夏海が「夏海」とわざわざ書いて「どうして、私に弾いてほしいの?」と問う。「春花の代わりはお前にしか頼めないから」と彼方。そして夏海の「(T_T)」。

 

実は卒業式の日は第一音楽部が出る大きなフェスタと日程が被っていた。フェスタは夏海にとっても大きなチャンスとなるものなので板挟みになっていたようだ。私じゃなきゃだめって言ってくれるのは嬉しいけどフェスタもあるし、ああ、私は一体どうすれば…という意味の「(T_T)」だったのだろうか。

 

あるいは、「春花の”代わり”」というところに「(T_T)」と感じたのではないかという説はどうか。これは私の感覚でしかないけど、誰かの代わりを求められるのって苦痛だと思うんですよ。あ、私じゃないんだ…っていう。でも夏海を見ていると彼女の感覚は違うのかなという気がしてくる。

 

夏海は姉である春花を超えようとしている。でも自分は春花のような天才ではないとわかっている。だから春花がしない努力をする。これは仮説だが春花や彼方が楽しく音楽をやっているときに夏海が一緒にいなかったのは一人で練習していたからじゃないかと思うし、同じ曲のいろんな演奏者のものを研究してその音を学ぼうとする。春花と違って自分の音を初めから持ってはいないから。この時点で夏海は「誰かの代わりになる」ことに対してちょっと吹っ切れているんじゃないかという気がする。

 

それが極まったのが体験版の最後のシーン。事前審査で桜のプレイヤーが壊れてしまったとき、夏海がすっとピアノに座る。夏海の音は春花のそれとは違っていたはずなのに、演奏が始まるとピアノは夏海のそれではなく春花のそれだった。夏海は自分が演奏することになってもいいように春花の弾き方も研究していたのかもしれない。

 

そしてその後校庭で、桜の木の下に寝そべった彼方を上から覗き込んだ夏海に「春花なのか…?」と問いかけられても夏海は答えない。その代り彼女が言ったのは、

彼方

ずっと言えなかったことを言うよ

 

好きよ

これもしかして、夏海が自分の気持ちを言っているというより、春花の代わりに伝えてあげたんじゃないかとすら思える。もし夏海が自分の気持ちを伝えたいなら、春花と勘違いされている状態でこれを言うのは得策でない、というか彼女の精神が許さないはずだ。

 

夏海は春花に「なる」ことを選んだのか?そこまで自分を消してしまえるのだとしたら、それはなぜ?

 

桜と彼方は「友達じゃない」

桜が中華料理屋で彼方を説得するシーン、ここで桜は「友達じゃない私にもこんなに優しくしてくれる野々宮は優しい」みたいなことを言う。一方、彼方が卒業式で演奏することに決める直前のシーン、桜が彼方を下の名前で呼ぶと、「今の桜は友達だった頃の桜だ」みたいなことを彼方が言う。(うろ覚えなんだけどセーブしてないのでセリフまで飛ぶのが面倒)

 

桜と彼方はなぜ「友達ではなくなった」のだろう? 今だって教室で仲良さげに話すことはあるのに、桜は彼方を「野々宮」と呼ぶ。キッカケはおそらく春花を失ったことなんだけど、なぜそれが「友達じゃなくなる」ことに繋がるのか。

 

桜:「春花との約束」

桜はいつもヘッドフォンつけて何聴いてるのかと思ったら、春花のピアノをずっと聞いてたわけですよ! もうね、この時点でちょっとキた。どこまで一途なんだこの子は、って…。

桜が彼方を説得するときにしきりに言っていたのが「春花との約束だから」という言葉。自分が彼方と一緒に演奏したいから、じゃなくてこっちが先に出てくるんだよね。これは「春花の願いを叶えてあげたい」っていう気持ちなのかな。たぶん桜にとって春花がそれだけ大切な友達だったってことなんだろうと思う。

 

事前審査(?)のときの桜もそう。プレーヤーが壊れちゃって、動揺を隠せない桜。データのバックアップはないの?って聞かれたら「友達のバックアップなんてない」って…。

桜にとっては春花のピアノの音源そのものが「春花」だったんだね。だから桜は春花のピアノを聴き続ける事で、ずっと春花と「一緒に居た」んだ。春花のことを思い出すとかじゃない。「春花はここにいるよ」。

 

あと桜はバイオリン弾くときの真剣な表情が! 普段のふわふわ感とのギャップにやられちゃいますね。

 

 

あとがき

実は以前いろとりどりのセカイの体験版を途中までやったことがあるんですけど、感想が「だるっ…」だったんですね。そこは個人的な相性もあると思うんですけど、今回はあまり退屈しなくて、すっかり自分のエロゲに対する好感度が上がってしまいました。

ちなみになんでこの作品をやってみようと思ったかというと、

エロゲー初心者におすすめする6+1の作品

こちらの記事で拝見したのがきっかけです。FateCLANNADも気になったんですけど、まずは比較的短めのがいいなーと思ったので(普及版があるからお財布にも優しいし)

で、やるまで気づきませんでしたけど今って夏なんですよね。「春季限定」っていうタイトルにまるで歯向かってる。

でも春にやったら感じ出るかっていうと微妙だったり。なにぶん大学生になると春が入学や卒業のシーズンだという感覚がどうしても薄くなってしまうので…。

 

ちなみに上ではあまり言及しませんでしたが、関西弁の真菜先輩や妹の藍ちゃんも好きでした…というか藍ちゃんがなんだかんだで一番萌えたかもしれない。実妹いるんですけど妹属性あるのかな…と思ってしまったり。

藍ちゃんは彼方がブラコンって言うけど、これはホントそうだと思うよ。だって世間一般の兄はそんなに妹の頭撫でたりしないでしょ!彼方は妹の頭撫ですぎだからね!代われよ

 

あ、あとがき書きすぎた!∑ ということで今日はこれにて。